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ADHDの子どもの話し方5つの特徴を解説!苦手な会話を改善する方法とは?

ADHDのある子どもの中には「話が一方的」「会話のキャッチボールができない」などコミュニケーションの難しさを抱える子どもは少なくありません。

今回は子どものADHDの話し方の特徴や親のサポートによって改善できる方法について詳しく紹介します。

そもそもADHDとは?

ADHD

ADHD(注意欠陥多動性障がい)は以下3つの症状を特徴とする発達障害の1つです。

  • 不注意:集中することが難しい、忘れ物が多い、すぐに気がそれてしまう。
  • 多動性:無意識に身体が動く、待つことが苦手。
  • 衝動性:衝動的な感情・行動を抑えられない、感情のコントロールが苦手。

これらの症状は人それぞれで異なり、特性の現れ方には個人差がかなりあります。

ADHDの子どもの話し方の特徴

ADHDの子どもは、行動だけでなく話し方にも特徴があります。以下の五つの特徴が見られます:

1. 空気や雰囲気が読めない

相手の感情や状況に敏感に反応することが難しく、場の空気感をうまく把握できません。相手が忙しそうにしているのに、自分の話を一方的に続けるなど、相手の状況や気持ちに配慮せず、自分の考えや思いをストレートに伝えてしまいます。

2. 細かいところにこだわる

全体よりも細かい部分にこだわってしまい、本題から逸れたり、話がまとまらなくなることがあります。相手が理解しにくい情報や詳細を過度に述べることがあり、理解を難しくさせることがあります。

3. 話にまとまりがない

話のまとまりにくさも特徴の一つです。流れるようなストーリーを作り上げるのが難しく、話が断片的になりがちです。多くの情報を一度に処理するのが苦手で、話しているときに必要な情報とそうでない情報をうまく整理できず、話がまとまらないことがあります。

4. 自分の伝えたいことを思いつくままに話す

思いついたことをそのまま口にすることがよくあります。頭の中で思考が速いため、即座にアイディアや感情を口に出すことが多く、その結果、相手が追いつきにくいことがあります。話している途中で話題が飛び跳ねたり、急に新しい話題に変わったりすることがあります。

5. 相手の話に集中できない

一つのことに長く集中することが苦手で、話している途中で話題を忘れたり、相手の話に集中できなくなったりすることがあります。外部刺激に敏感で、周囲の音や動きにすぐに気が散ってしまいます。

ADHDの話し方を改善する方法

ADHDの子どもが円滑にコミュニケーションを取るためには、会話の特徴を改善することが重要です。以下の方法を試してみてください:

1.いろんな場面でお話の練習をしよう

会話のロールプレイングをする 親子で状況を想定して色々なシーンのロールプレイングを行うことが有効です。例えば、学校の授業中に先生に質問する場面や、友達とケンカをした場面などを想定して、どう話せばいいかを練習します。親が相手の立場になって、お子さんの言い方にどう感じるかをフィードバックすることで、話し方の改善につながります。

2.表情や動きで気持ちを伝える

動作や表情からの感情を伝える 言葉で感情を伝えるのが苦手な場合は、動作や表情を意識して感情を伝えるようにしましょう。子どもが嬉しそうに話しているとき、親は「嬉しそうに話しているね。何かいいことがあったの?」と、子どもの表情や言葉に含まれる感情を指摘し、具体的な内容を尋ねます。

3.考えを整理して話す練習をしよう

気持ちを整理する練習をする 話したい内容を頭の中で整理しながら紙に書き出し、書き出した内容を読み返して言いたいことが明確になっているか確認し、書き出した内容を相手に伝える練習をしましょう。毎日の出来事を日記にしたり、自分の考えや感情を絵や図で表現したりすることも効果的です。

4.相手の気持ちを考えてみよう

気持ちや考えを理解しようとする 相手の気持ちや立場を考える練習をしましょう。相手の表情や仕草から気持ちや立場を読み取る練習や、相手の気持ちを言葉で確認する方法があります。親子で会話をするときは、お子さまが相手の気持ちや立場を考えられる質問をしたり、アドバイスをしたりしましょう。

5.おしゃべりはタイミングを考えよう

しゃべってはいけない時をはっきり伝える 学校や家庭でしゃべってはいけない場面やルールを決めたり、自分がしゃべってはいけない場面やルールを意識するようにしましょう。

カウンセリングの効果とメリット

治療

ADHDの話し方の特徴を改善するためには、専門的なカウンセリングが大変有効です。カウンセリングを受けることで、子どもは自分の症状や行動について理解を深め、適切なコミュニケーション方法を学ぶことができます。また、親も子どもに対する適切なサポート方法を学ぶことができます。

カウンセリングがおすすめな理由とは?

  • 子どもの自己理解と自己肯定感の向上
    カウンセリングは、子どもが自分自身をよりよく理解し、自分の感情や考えを整理する手助けをします。このプロセスを通じて、子どもは自分の強みや弱みを見つけ、自信を持てるようになります。結果として、自己肯定感が高まります。
  • 親子関係の改善
    カウンセリングを通じて、親と子のコミュニケーションが改善され、互いの理解が深まります。親は子どもの気持ちや考えをよりよく理解し、子どもも親に対して信頼感を持つようになります。これにより、親子関係が良くなり、家庭内の雰囲気も明るくなります。
  • 社会性と対人関係のスキル向上
    カウンセリングでは、子どもが他の人とのコミュニケーション方法や協力する方法を学ぶことができます。これにより、子どもは学校や社会でうまく他人と関わるスキルを身に付け、対人関係のトラブルも減ります。こうした社会的スキルの向上は、将来の人間関係にも役立ちます。
  • 学習や生活習慣の向上
    カウンセリングは、子どもが学習に対する姿勢や生活習慣を見直す手助けをします。専門家のアドバイスを通じて、子どもは効率的な学習方法や健康的な生活習慣を身に付けることができます。これにより、学校の成績が上がったり、生活の質が向上したりします。

まずは「カウンセリング」を受けよう!

子どものADHDの症状や話し方の特徴に悩んでいる方は、まずはカウンセリングを受けてみましょう。専門家のサポートを受けることで、子どもの成長をよりスムーズに促すことができます。

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