昨今、ADHDの治療法としてカウンセリングの必要性を提示される専門家が増えてきました。
その理由として、ADHDを改善するには「自己理解」と「適切なストレスケア」が非常に重要であり、
それらはカウンセリングによって実現することが可能であるからです。
今回は、ADHDにとってのカウンセリングの必要性とカウンセリングの流れについて解説します。
ADHDにカウンセリングが必要な理由とは?
冒頭でも説明したとおり、ADHDの改善には「自己理解」と「適切なストレスケア」が重要となってきます。
それらはなぜADHDの改善に必要なのでしょうか。
自己理解
「自己理解」とは、自分の障害に関する知識を深め、
いつ・どんな時に症状が出るのか把握すること、
そしてその原因はどこから来るものなのかを理解することです。
ADHDは自分の精神状態によって症状は大きく左右します。
つまり、自分自身の精神状態を把握していればコントロールが可能で、
反対に把握していなければ、いつまで経っても改善することが出来ないのです。
自分自身のことを深く理解し、自己理解を深めることが改善の1歩に繋がります。
ストレスケア
ADHDの方は日々感じる「生きづらさ」により、大きなストレスを抱え込んでいる方が多くいらっしゃいます。
しかし、ストレスは脳の萎縮や血流悪化等、ADHDの症状を悪化させる大きな原因の1つとされています。
また、ストレスによりうつ病などの2次障害を併発してしまう方は全体の1/3以上いると言われており、
適切なストレスケアを行わなければ、さらなる症状の悪化が懸念されるのです。
カウンセリングの流れ
それでは、具体的にカウンセリングはどのような事を行うのでしょうか。
クライエントによりカウンセリングの進め方は異なりますが、
今回は一般的なカウンセリングの流れをもとに解説いたします。
ステップ1 悩みを吐き出す
まずは、ADHDの症状に関係なく、ご自身が抱えているお悩みや辛い出来事をお話ししていきます。
その中で、ADHDに当てはまるものなのか、そうではないものなのか確認していきましょう。
ステップ2 解決策を探す
次に、お悩みの事に関しての解決策を探していきます。
これはストレス改善にも繋がりますが、どのような方法であれば生きやすいメンタルになれるのか、
ストレスを減らすことができるのかを探していきましょう。
この作業の中で自己理解の実現を目指します。
ステップ3 トレーニング
次に実践的なトレーニングを行います。
ADHDを改善するためのトレーニングを始め、ステップ2で探しだした解決策を実践していきます。
ステップ4 フィードバック
解決策を実践した結果のフィードバックを行います。
うまく出来た点、出来なかった所を話し合い、さらなる改善に向けて準備します。
以上4つのステップを行い「自己理解」「ストレスケア」を習得し、ADHDの症状緩和を実現していきます。
カウンセリングは心を軽くする安らぎの場
カウンセリングはADHDの症状を改善するだけの場所ではありません。
悩みや辛い出来事により立ち止まってしまったときに、ホッと安らぐ場所でもあります。
誰にも言えない悩みを吐き出すだけでも心は軽くなりますし、
なにか心が立ち直れる手がかりが見つかるかもしれません。
心が疲れた時は思いっきりカウンセラーに頼ってみてもいいかもしれませんよ。
きっと何かしらプラスの方向へ気持ちが傾くはずです。
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